音楽-教科教育-

歌うことは生きること

自分を見つめる。友だちの音と出会う


鉛筆の持ちかたを教える先生

初めてのリコーダー

 
「今日は何から歌う?」低学年音楽室の子ども達は小さなファイルを一斉にめくり始めます。
「いいお天気だからこれがいい!」、「さっき飛行機が見えたから、これも歌おう!」 お気に入りの歌がたくさんあるうれしさ。みんなとすてきな音を味わう楽しさ。歌の世界を体中で感じて表現する教室は、「生きている」エネルギーでいっぱいです。身体いっぱいに歌うこと、それは生きることそのものだと感じる時間です。『三年生からはじめるリコーダーはシンプルな楽器ですが、その響きにはその人らしさがあふれます。

 目には見えない「いい音」をつかまえるために、子ども達は指や息の加減に気を配り、耳を澄ませます。最初に出合うリコーダー曲「森の夜明け」には「シとラ」たった二つの音しか出てきませんが、子どもたちのイメージする音の世界は豊かです。
「最初は半分夜だから、静かな響きかな」「明け方の森は湿った感じで、きっと空気もひんやりしてるね」「だんだん、お日様が上っていく感じがするよ」
 それぞれが心に描いた森の情景をリコーダーの音色に込めていきます。そこから生まれた「自分の音」は十人十色。「今のは誰が吹いたでしょう?」 ピアノの影で吹いてもらったメロディーは、なんだかとっても優雅な雰囲気。
「○ちゃんかな?△さんかな?」「正解は…〇君です!」
 いつも活発で、元気いっぱいの○君。こんな繊細な音を紡ぐなんてみんなびっくり。いつも物静かな□ちゃんの奏でるきっぱりした芯の強い響きに、意外な一面を見ることも。
 自分と向き合い、友だちの音と出会う。みんなの音色が合わさった時、音楽室は新しい表現の場となるのです。

手を挙げる生徒

からだ全体を使って歌います。

本を読む生徒

みんなで音色を合わせて!

カリキュラム図