桐朋小だより

2018.6.12

2年生

体つくり運動

2年生の体育の時間。今の時期は、体つくり運動をしています。サーキットトレーニングやフラフープリレーを行ってきました。2年生の学習では「少し先を予測して体を動かすこと、頭を動かすこと」を意識して取り入れています。

サーキットトレーニングでは、走る人は、目の前の障害物だけでなく、次の目標物を意識して動作をすること。走っている友達の動きを気にしながらお互いが気持ちよく、運動できるように声を掛け合うことを大事にしています。

まずは、コースをゆっくり進んでみて、全体像をつかみ、「カーブの後にスピードを上げよう。」とか、「ぶつかりやすいから、ここではゆっくり走ろう。」とか、「長い棒(ハードル)は、くぐった方がよさそう。」などと、考え合いました。それからサーキットを開始すると、考えたことを意識して走れていたり、やりながらうまくいかないと次の周の時にやり方を変えてみたりしていました。また時間がたつと、だんだん見ている子たちが動作を先取りできるように、声をかけ始めます。「次、カーブ!」「スピード下げて!」

声を頼りに自分の動きを修正したり、声をかけることで自分がやるときにも意識出来たり、お互いの動きを見合い学んでいます。(走る役と見る役に分けて交代で行いました。)

フラフープリレーは、一列になって複数で手をつなぎ、その手を離さないでフラフープを端から端まで体を使ってさせるリレーです。4人→8人→12人と、だんだん人数を増やしながら行いました。

フラフープを自分だけがうまく通り抜けられても、次の人で詰まってしまったら先に進みません。じゃあ、次の人と呼吸を合わせらうまくいくかというと、そんなに簡単ではなくあまり上手くいかず・・・。人数が増えるにつれて、次の人だけでなくその先の次の人が、あらかじめ自分のところに来ると予想して心の準備と動作の準備をしていないとうまくフラフープが進まないことがわかってきました。

そこで、作戦会議です。どうすればフラフープを素早く移動できるか。

短い作戦会議でも、どこがうまくいかないかわかってくると、そこに注目して考えあうことが出来てきます。

「一人がしゃがんで、次の人が立っていれば?」「待っている人は小さくなっていないとひっかかるよ。」いろいろ考えて再スタート。さっきより少し早くなったり、逆に焦ってバラバラになったり、でも、なぜかみんな大爆笑。こんな試行錯誤を大事に身体を使って学びました。

わざと向きを変えて、手をつないでいるよ!

 

どちらの学習も、集団で学び合うことと、少し先を予測することで動作や意識の先取りが出来てくることを意識的に取り入れています。こんな風に楽しみながら、体と頭をたくさん使って学んでいる子どもたちです

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