研究所だより

二八のつぶやき〈第11回〉

2014年05月01日


5月になりました!
 
本日は、春を通り越して、
すっかり初夏のような陽気ですね。
 
桐朋講座も4月から新しい年度が始まり、
新・受講生も加わって、セミナーハウスにも、
フレッシュな風が吹いています。
 
新学期って、いいものですね^^
 
5月からは、「ハッピーアロマテラピー」や、
「プチ・フラワーデザイン」の講座も開講します。
 
「美文字を書こう!ペン字のワークショップ」(全3回)も
5月19日より始まりますので、
「何か新しいことを始めてみたいな……」と
思われていらっしゃる方は、
ぜひぜひご検討くださいませ。
 
お待ちしております!
 
 
さて、今年度初の、「二八のつぶやき」、
今回の担当は、真野先生です。
 
少し前とはなりましたが、話題は「ソチオリンピック」。
スポーツマンの、真野先生らしい「つぶやき」です。
 
 
それでは、どうぞ!
 
 
〔2014 / 4  No.11〕
 
 
「目標の達成はむずかしい。」
ソチオリンピックを見ていてつくづくそう感じた。
 
ここでいう目標とは、努力目標ではなく必達目標である。
努力目標は、言ってみれば
夢とおきかえてもいいかもしれない。
夢には未達成でもいい、との含みがあり、
その道のりに楽しさも見つけやすい。
 
一方、目標を達成するにはものすごい
プレッシャーを受ける。
それを楽しみ、明るく達成する域に達した者が
正真正銘の王者なのであろう。
たとえば水泳の北島康介、野球のイチローのように。
 
ソチでは、フィギュアスケートの浅田真央、
スピードスケートの長島圭一郎、
スキージャンプの高梨沙羅、
いずれもマスコミも本人も金メダルを目標に掲げ、
そのプレッシャーに押しつぶされてしまったように思う。
 
一方、スキージャンプの葛西紀明は
金メダルが目標でもあり夢でもあったのだろう。
プレッシャーを楽しんでいるようにも見えた。
たぶん経験の成せる業だったのであろう。
 
また、私が最も応援していたのが、スキーモーグルの上村愛子。
オリンピックでは16年間、7位→6位→5位→4位。
メダル確実と言われたトリノで5位だった時、
私はこれで引退だろうなと思っていた。
「もう十分がんばったよ、愛子!」と言ってあげたかった。
 
彼女はなんと
「まだきっと神様が努力が足りないと言ってるんだと思います。」
とコメント。
 
そしてバンクーバー、結果は4位。
「なんでこんなに一段一段なんだろう。」
のひと言が忘れられない。
 
今回のソチ、誰よりもメダルが目標だったはずだが、
彼女の口から事前にメダルという言葉は
ほとんど発せられることはなかった。
 
目標は「最高の滑り」と応えていた。
滑り終わった直後の彼女の涙はとても清々しかった。
結果はまたしても4位ではあったが、
目標を達成できたという涙だったのであろう。
夢(メダル)には届かなかったが。
 
自分自身もそうであるし、部活指導をしていても
夢と目標をいかに設定し
(それを口に出すかどうかも含めて)、
その達成のためにどういうプロセスを踏んでいくか、
私にとって永遠のテーマである。
 
(真野)