研究所だより

八ヶ岳高原寮・絵はがきセット発売中です!

2013年12月06日

気が付けばもう12月……。
すっかり街はクリスマスの雰囲気ですね。

イルミネーションが街をキラキラと華やかにしてくれる季節^^
街や場所ごとに、光の演出にも個性があって、楽しいです。


さて、先日お知らせいたしました、
「八ヶ岳高原寮50周年・記念絵はがき」 (こちら ↓ )




教育研究所窓口(ポロニア館一階)と、総合受付にて、
販売開始しております!

8枚セットで、定価500円(税込)となっております。


岸先生、真野先生、写真を提供してくださった皆様、
紙の質にもこだわって制作してくださった印刷所の方々…。
50周年を迎えた八ヶ岳高原寮への思いが
たくさん込められた、すてきな記念絵はがきです。


ぜひ、お手に取られてみてくださいね。




お待ちしております!

二八のつぶやき〈第6・7・8回〉

2013年12月20日


冷たい雨(のち霰?雹?)の、不思議なお天気ですね…。
 
明日より、教育研究所は冬休みに入ります。
業務開始は、年明け1月10日よりとなります。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
ところで、ふと気づいたら、「二八のつぶやき」が、
なんと三回分もたまっておりました!
大変申し訳ございません……。
 
年末スペシャル、ということにして(むりやり)、
三回分まとめてお届けいたします^^
 
それでは、どうぞ! ↓
 
 
〔2013 / 10  No.6〕
 
 
今号(※2013年10月号)の六面、執筆予定の方のご都合がつかず、
原稿が整わなかったためつぶやき再びです。
 
先のつぶやきで、学校現場でも「土下座」が…ということを話題にしましたが、
さっそく起こりましたね。
 
大津市の母親(41歳)が「娘がいじめられている」との理由で、
担任ら二人の教員を殴り、土下座をさせ、
結果、強要や傷害の疑いで逮捕されるという事件が起こりました。
今後も似たような事件が起こるかと思うと、暗澹たる気分になります。
私が教員になった40年ほど前は、
学校や教師に対する無条件の信頼がまだあったような気がします。
そんな中で伸び伸びと教師生活を楽しんでいた時代を懐かしく思います。
 
話は変わって、今、私が教師になった40年前より
さらに10年ほど前の時代を舞台にしたSF小説を夢中になって読んでいます。
スティーブン・キングの新作「11/22/63」
(イチイチ・ニイニイ・ロクサン)(上下巻)。
 
主人公ジェイクは高校の英語教師。
ある日、行きつけのダイナーの主人から信じられない話を聞きます。
ダイナーの奥に「過去へ通じる穴」があり、
これまで何度も過去へ行っていたというのです。
やがてダイナーの主人は壮大な計画を実行しようとしますが、
志なかばで病に倒れ中止を余儀なくされます。
ついてはジェイクにその計画を引き継いでほしいというのです。
その計画とは、本書のタイトルでもある1963年11月22日、
テキサス州ダラスで暗殺されたJ・F・ケネディの暗殺を阻止し、
そののちベトナム戦争にいたる歴史の流れを変えてくれ、というものでした。
半信半疑で「穴」をおりていったジェイクは過去の世界で
様々な衝撃的な体験をします。
 
この小説の設定でおもしろいのは、「穴」の先は何度行っても
常に1958年9月9日午前11時58分という点。
そして過去で過ごした時間に関係なく、「穴」を通じて現代に戻ると、
出発した時間からわずか2分しか経過していないのです。
 
さらに、再び過去に戻ると、前回までの時間旅行の内容は
すべてリセットされてしまいます。
失敗したら現在に戻って再挑戦できるものの、
ジェイクが暗殺を阻止するためには、
過去の世界で5年間暮らさなくてはなりません。
その間には、心から愛する人との出会いもあります。
 
上下巻それぞれ500ページを超える大作。
まだ残り五分の一ほどありますが、
果たしてジェイクは暗殺を阻止できるのか?そして、愛する人との結末は?
 
「壮大な旅の果てに、僕たちは涙のラスト・シーンを目にする」という
本の帯のコピーに期待しつつ、早く読了したいと思っています。 
 
(岸)
 

 
 
〔2013 / 11  No.7〕
 
 
10月4日付けの『天声人語』に丸谷才一さんの挨拶の流儀が紹介され、
季刊誌『考える人』(秋号)の特集が「人を動かすスピーチ」であることにも触れていた。
 
さっそく買ってみた。
 
大変読みごたえがあった中で、
桐朋女子にいかに来てもらうか?〟にリンクして、
共感できる部分があったので紹介してみたい。
 
なぜキング牧師のあの歴史的名演説〝I HAVE A DREAM!!〟が
半世紀を経てなお人々の心を揺さぶるのか?
「それはキング牧師が、他の公民権運動のリーダー達とは違い、
黒人への差別撤廃のみならず、
『すべての人の平等を実現する』という大義(WHY)が
彼の核心に明確に存在し、それを言葉にする力があったからである。」と
〝ゴールデンサークル〟の提唱者サイモン・シネックは述べている。
 
〝ゴールデンサークル〟のいちばん外側にあるのが、
WHAT(何)。企業や組織、あるいは個人は、
自分が何をしているのかはだいたいわかっていて、うまく説明もできる。
 
次にHOW(手法)。
どのような方法で物事を進めているかも説明できることが多い。
ただ核心にあるWHY―なぜそれをしているか―となると、
名言できる人や企業が途端に少なくなってしまう。
人々を鼓舞して活力を与えるリーダーは、WHATではなくWHYからスタートしている。
 
わかりやすい例がアップル。
普通のコンピュータメーカーの宣伝は外側(WHAT)からのアプローチだが、
 
アップルは
「現状に挑戦し、我々は違うものの考え方をします(WHY)。
美しいデザイン、シンプルな操作の製品で現状に挑戦しています(HOW)。
その結果、素晴らしい製品ができました(WHAT)。
いかがですか?」
 
つまりアップルを買う人は、アップルの製品を買うのではなく、
その思想や提示されたライフスタイルに共感する。
アップルのWHYを買うのである。これがシネックの説明である。
 
さて、桐朋女子のWHYを受験生や保護者に買ってもらうためには?
今までもそうであったように「なぜこのような入試を行っているのか?
なぜこのようなカリキュラムになっているのか?
6年後はどんな女性として巣立ってほしいのか?」といった、
大義・理念(WHY)を全教員がしっかり共有して、
広報活動や学校説明会に臨むことが大切であるという思いを改めて強くした。
 
(真野)


 
 
〔2013 / 12  No.8〕
 
 
4月15日、その日、大リーグでは
グランドにいるすべての選手が背番号「42」をつける。
どのチームも、どの選手も、敵も味方も関係なく。
 
背番号「42」、それは、大リーグで唯一の、全球団共通の永久欠番。
映画『42~世界を変えた男~』を観た。
 
1947年、一人のメジャーリーガーが誕生する。
彼の名はジャッキー・ロビンソン。背番号は「42」。
当時、白人選手だけで構成されていた
400人のメジャーリーガーの中で
たった一人の黒人選手。
 
そんな彼を待っていたのは、出て行け!の大合唱。
そしてあらゆる形の差別。
観客、マスコミ、時には審判やチームメイトも敵に回る。
 
そんな中で、何ものにも屈せず、やり返すことなく、
ただひたすらに全力でプレーするジャッキー。
そして、彼を支える球団のGM、ブランチ・リッキー。
はじめはこの二人に反発していたチームメイトも、
マスコミや観客と共にジャッキーの素晴らしいプレーと、
やり返さない勇気に良心を揺さぶられ、次第に変わっていく。
 
ジャッキーがいなければ、の大リーガーでの黒人選手の活躍もなく、
また人種の違う松井やイチローたち日本人のメジャーでの活躍もなかったかもしれない。
つまらないことに腹を立て、いつまでも根に持つわが身を振り返りつつ、
「人間の尊厳」を身を持って示したジャッキーの強さに
感服しつつ映画館を後にした。
 
それから一週間後、南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領が死去、
とのニュースが飛び込んできた。
 
ジャッキー以上に悲惨な境遇。
マンデラ氏の偉大さは常に死を覚悟しつつ、
27年6か月におよぶ獄中生活の中でも、人種間の融和を一貫してめざし、
怨恨ではなく寛容を、報復ではなく和解を訴えたことにある。
まさに巨星墜つの感慨を持った。
 
一方で、ここ数日、
北朝鮮の粛清のニュースが紙面を賑わせている。
失脚したナンバー2の張成沢氏が軍事裁判の直後に処刑されたという。
「人間の尊厳」など一顧だにしない金正恩政権。
独裁が長く続かないことは歴史が示している。
ジャッキーとマンデラ氏の不屈の闘争心と勇気に想いを馳せつつ、
北朝鮮の人々に平安が一日も早く訪れんことを祈りたい。
 
(岸)
 
 
おまけ-----------------------------
 
 
真野先生宛に、すてきなお花が届きました!
 
研究所のスタッフだけで見るのははもったいないので、
おすそ分けさせていただきたいと思います^^
 
皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。
 
 
 
 
赤、青、白、紫、緑、黄色……。
みごとに学年色がそろった花束です^^
 
 
 
……と思って見ていたら、なんとエンドウマメ(?)が!
 
 
エンドウマメ付きの花束が、
あまりにめずらしく、かわいらしかったので、撮影してみました。
 
まさに「花も実もある」
桐朋生にふさわしいお花ですね。