桐朋学園芸術短期大学 GUIDE 2018
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国際交流プログラム世界を舞台に、表現力に磨きをかける現在は海外公演はもとより、国籍が異なるアーティストとのコラボレーションなども珍しいものではなく、視野を広げ、国際性をもった表現を獲得することは21世紀を生きる演劇人にとって重要な意味をもっています。本学では世界演劇教育連盟(WTEA)、アジア演劇教育センター(ATEC)、国際演劇協会(ITI)などの国際的な活動への参加を通して、世界に通用する演劇人の育成を目指しています。ATECアジア演劇学校フェスティバル2016年5月に、ウランバートルのモンゴル国立芸術文化大学で開催されたアジア演劇教育センター(Asia Theatre Education Centre)、通称ATECのフェスティバルに参加しました。ATECは、アジア各国の演劇課程を持つ高等教育機関を中心に欧米の大学を含めて構成されている国際的な組織です。大会のテーマである「古典の再解釈」をもとにした上演のほか、活発なディスカッションやワークショップも行われ、刺激的な1週間となりました。本学は三島由紀夫作『綾の鼓/卒塔婆小町』を上演し、最優秀作品として「ベスト・パフォーマンス賞」を受賞。また、2名の学生が「優秀演技賞」を受賞しました。ATECに参加した6日間海外公演で気づいた日本独特の芝居一生忘れられない舞台にさん専攻科演劇専攻2年杉山果穂Kaho Sugiyama新潟県立新潟商業高等学校 出身さん専攻科演劇専攻2年松本征樹Masaki Matsumoto山形県私立日本大学山形高等学校 出身「卒塔婆小町」は、能楽を下地にした作品。重心を下にして重厚感を出す芝居が、日本独特の動きでおもしろいと海外の学生から好評でした。日本の演劇界を世界で認められるものにしたい、という思いが一層強くなりました。視界の狭い能面をつけた状態での芝居は初めてで、稽古は困難を極めましたが、刺激的な経験でした。本番で最も心がけたのは、観客の目を見て芝居すること。客席から感じる期待や興奮に、演じながら鳥肌が立つ思いでした。杉山果穂松本征樹14 Toho Gakuen College of Drama and Music

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