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第3号 2007年


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「芸術短大における情報処理の授業」 和歌森 民男

2006年度の実践事例を中心に、成果と課題の確認

本稿は、私が2005年度および2006年度に担当教員を勤めた桐朋学園芸術短期大学芸術科音楽専攻の開講科目「情報処理」に関するものである。
この授業は、主として音楽専攻の教員免許取得を目指す学生を対象に開講されるものであった。私はその点を考慮して、この授業が単純に初級のパソコン操作法、とくに文書作成のための操作法を教授するものに短絡してしまわないように配慮した。すなわち、昨今の学校現場の情報環境や情報教育の課題とされているところなどに目を向けながら、「ネット社会と情報管理(著作権、情報漏えい等について)」「ホームページの仕組みと更新について」「プレゼンテーション法の基礎知識(「PowerPoint」にも触れて)」「教材研究とインターネット活用(画面キャプチャーにも触れて)」と題する講義なども授業プログラム中に加えた。

このような授業実践について、本稿では、授業各回配布のテキストプリントを資料として掲載する形で、全過程を具体的に明らかにした。そしてこの授業実践の成果と課題の考察を進めていくにあたっては、おもに、レポート課題の選択状況と「学生による授業評価」の結果とに分析を加えていくという方法を採った。

結論的には、本授業におけるパワーポイントの教習への展開がとくに好評であったこと、その反面、ワード操作にまったくの初心者も存在し、彼らにとっては、初歩中の初歩の教えを受ける授業として不満が残ったことなどが明らかになり、本稿における「成果と課題の確認」という研究目標には、一定程度近づくことができたと考える。

「ミュージカル チキン・カレー」 篠﨑 光正

現在、ミュージカルは、全世界で上演される舞台芸術となった。こういっても過言ではないほどにミュージカルは、目覚しい発展を遂げている。

アメリカ合衆国のニューヨーク、ブロードウェイで生まれた、ブロードウェイ・ミュージカルは、ジャズの発展とともに、世界に通用する舞台芸術となり、日本の舞台芸術界でも、上演演目の中心的役割を果たすような存在に急成長してきたことは、周知の事実である。

さて、そのミュージカルの上演について、特に演技方法は、ブロードウェイから学ぶ方法で、確立されてきたのがこれまでの歴史であったが、しかしそこに大きな問題が生まれてきた。
なぜなら、ブロードウェイ・ミュージカルの歴史的背景から生まれたにもかかわらず、まったく異なる方法論で制作されている、イギリスのロンドン・ミュージカルの発展は、ミュージカル演技に新しい方法論を確立した。これらの作品群は、ブロードウェイに逆輸入され、大きな成功をおさめている。

当然ながら、日本でもミュージカルの演技は、日本風にアレンジされ演じられるようになってきた。しかし、確固たる演技法が確立されてきているわけではなく、ブロードウェイの上演舞台、ロンドンの上演舞台、日本における、いわゆる「引越し公演」(注・例えばブロードウェイ作品を、日本で上演する場合、ブロードウェイの公演制作集団をスタッフキャストともそっくり日本へ招き上演する方法)を観劇して学ぶ、いわゆる見よう見まねで修得してきた歴史がある。もちろん、ミュージカル演技を教える各種機関もうなぎのぼりで増加しているのが、現状である。
このような中で、専門家によるミュージカル研究が望まれている。しかも早急に必要な研究ではないだろうか。

「ヴァルトブルグの歌合戦伝説」 上尾 信也

「アイゼナハに近いヴァルトブルクの城に、1206年6人の徳を備えかつ賢明な心得のある男が集まり、歌を競いあった。後に、人々はこれをヴァルトブルクの合戦と呼んだ。…」と始まる世にも名高き歌合戦。
ヴァーグナーの《タンホイザー》の舞台となったヴァルトブルクの歌合戦の顛末を、世にも恐ろしき童話でおなじみのグリム兄弟は、世にも不思議な「ドイツ伝説集」で古の歌人、武人、はたまた魔法使いを織り交ぜて、奇想天外荒唐無稽に繰り広げる。前半の宮廷歌人(ミンネジンガー)たちによる歌合戦、前半と後半をつなぐクリングゾールの探索譚、後半の予言、クリングゾールとヴォルフラム・フォン・エッシェンバハの論争と二つ以上の物語が繋ぎ合わされる。
ミンネジンガー、悪魔使いの歌匠の空飛ぶ絨毯、予言、今は残っていない石壁の文字といったファンタジーに満ちた道具立てを配したヴァルトブルクの歌合戦伝説。
舞台は正確に1206-7年、テューリンゲンの森深く、後にルターの固き砦となったヴァルトブルク城。伝説は時には史実を語るもの、歌合戦は史実なのだろうか。はたまた不思議な力を持つ歌人クリングゾールとは何者なのか。

「公共施設とその運営」 羽藤 律

地方自治法第244条の改正により、すべての公共施設に対して指定管理者制度が導入された。文化施設も、その例外ではない。また、民間企業の経済力を背景に公立文化施設の建設、管理・運営をおこなおうとする企業体もできている。そこで、本稿では、指定管理者制度を採用している施設として横浜市磯子区民文化センターを、民間企業が中心となって管理・運営されている杉並公会堂を取り上げ、その運営方法を検討した。また、かかる経費、共催の問題から、管理・運営と自主事業が独立た組織で運営される2段階方式の変形が地域の活性化という目的には合っていることを提言した。また、芸術家がそのリーダーとなる組織運営について検討した。

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演劇専攻「2006年度 活動報告」

2006年6月24日・25日専攻科演劇専攻A試演会「禿の女歌手」表・裏(大間知靖子台本・演出 )/本学小劇場
7月1日・2日専攻科演劇専攻B試演会「クライムス・オブ・ザ・ハート」表・裏 (原田一樹演出)/ 本学小劇場
11月18日・19日専攻科演劇専攻A試演会『火花みたいに』(鈴江俊郎 作/越光 照文演出)/本学小劇場
11月25日・26日専攻科演劇専攻B試演会『アンティゴネ』(ソフォクレス作/小田島雄志訳/ペーター・ゲスナー演出)/本学小劇場
12月1日・2日・3日演劇専攻2年A試演会『三年G組―ある夏の日にー』(ふたくちつよし 作・演出)/本学小劇場
12月9日・10日演劇専攻2年B試演会『島の風歌』(謝名元慶福 作/佐々木 雄二演出)/本学小劇場
2007年1月27日・28日専攻科演劇専攻1年試演会『母さん』(堀江安夫 作/横山 由和演出)/本学小劇場
2月10日・11日専攻科演劇専攻修了公演『恋でいっぱいの森』ウィリアム・シェイクスピア 作 『夏の夜の夢』 『から騒ぎ』 『お気に召すまま』より
(福田 善之 台本・詞・演出)/東京芸術劇場小ホール1
2月20日・21日演劇専攻卒業公演A『2007年度版 神隠し 八十八ものがたり』(岡安伸治 作・演出)/俳優座劇場
2月24日・25日演劇専攻卒業公演B『夢の劇』(ストリンドベリ 作/宮崎真子演出)/俳優座劇場

音楽専攻「2006年度 活動報告」

2006年4月22日第68回公開講座「ナジ・ベーテルピアノ演奏会」/ポロエアホール
5月16日第69回公開講座「鵜木絵理(Sop)コンサート」/ポロエアホール
6月16日第70回公開講座「彦坂民一郎(Sax)コンサート」/ポロエアホール
9月21日「第73回学内演奏会」/ポロエアホール
11月21日・22日・29日「第12回定期演奏会/第一夜・第二夜・第三夜」/調布市文化会館たづくり2階 くすのきホール
12月5日第71回公開講座「日独親警交流演奏会~ドイッ青少年コンクール入費者たちを迎えて~」/ポロエアホール
12月12日「第73回学内演奏会」/ポロエアホール
2007年2月2日第72回公開講座「市坪俊彦(Va)室内案コンサート/ポロエアホール
2月15日・16日「第13回専攻科学内演奏会」/ポロエアホール

ステージ・クリエイト専攻「2006年 活動報告」

2006年6月11日オープンキャンパス学生企画・The Space
7月9日前期実技発表会
7月1日・2日パフォーマンス演習「自画像」
7月19日ステージ・クリエイト専攻セミナー
8月19日第4回オープンキャンパス学生企画「蜷川 幸雄学長へのインタヴュー・ライブ」
11月9日東急文化村通りの渋谷Yビジョンのビルボードで桐朋学園芸術短期大学のCMを放映
12月10日後期実技発表会
12月28日吉祥寺TRY VISIONでステージ・クリエイト専攻制作のCM放映
2007年2月14日卒業制作「Luminous(ルミナス)」

毎週水曜日・22時00分から調布FM(83.8MHz)桐朋エンタ・キャンパス
ステージ・クリエイト専攻学生制作のフリーマガジン『Stagecreate Backstage』