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卒業公演
『袴垂れはどこだ』 『遠くまで行くんだ』

芸術科演劇専攻49期ストレートプレイ
卒業公演
『袴垂れはどこだ』 『遠くまで行くんだ』


作:福田善之 演出:越光照文  『袴垂れはどこだ』 『遠くまで行くんだ』

2月21日(日)・22日(月)に俳優座劇場にて、『袴垂れはどこだ』 『遠くまで行くんだを上演しました。


イベントレポート

 本年度の演劇専攻ストレートプレイ・コースの卒業公演は、『袴垂れはどこだ』、『遠くまで行くんだ』(福田善之作)という日本演劇史に燦然と輝く二本の作品を、本学学長・越光照文演出によって上演しました。 
 上演時間はどちらも三時間を越える大作です。この二つの作品は、1960年代の日本の現代演劇史にその名を刻む、現代の古典といっていい作品でしょう。


『袴垂れはどこだ』は、64年に青年芸術劇場によって初演されて以来、さまざまな劇団が公演に挑戦しています。平安から室町あたりの時代を背景にして、圧政に苦しむ寒村の村人たちは義賊「袴垂保輔」を求めて、偽の袴垂れ集団となり旅に出ます。世を救ってくれると信じていた「袴垂れ」。この憧れは、どのような末路を迎えるのか。果して一行は本物の袴垂れを見つけることができるのか。それは世を変革する民衆というものの姿を信頼しているからこそ、同時に裏切られることも見つめるのです。

もう一本の『遠くまで行くんだ』も同様に重要な作品です。その概要は、1954年フランスの植民地支配に耐えかねたアルジェリアの民衆が、アルジェリア民族解放戦線(FLN)の指揮下に武装闘争に立ち上がることを背景としています。
その3年後の1957年。ジャン、アラン、ベルナールは、共産党を含めたフランス側の主張を疑問に思い、それぞれ違った道を歩むことになります。アルジェリア人やケールの口から語られる民族や母国への思い、そして、日本人留学生・伊藤が目にしたアルジェリア戦争の真の姿。 若き戦士たちの交錯する思いを描きます。

 その思いの強さが、スタッフワーク、演技、すべての要素から客席に伝わる上演でした。
 この作品は、時代背景をはじめ、植民地とはなにか、第三世界とはなにか、といったさまざまな今へと続く時代の問題が潜んでいます。それは単に演じればいいわけではなく、戯曲の世界に深く入り込む必要があります。この上演で多くの学生は、この学び舎を卒業して去っていきますが、この経験が最後ではなく、これからの役者生活の最初の体験として胸に刻まれることでしょう。彼らが次の時代の演劇状況を強く支え、そして表現が魂を揺さぶることができると確信することができた上演でした。

キャスト・スタッフ等の詳細はこちらのサイトから!




『遠くまで行くんだ』『袴垂れはどこだ』公演情報はこちらから


井上理恵先生blog

本作に関する批評

 本学教授:井上理恵先生のblog「井上理恵の演劇時評」に、本作品に関する批評が掲載されています。本公演ならではの魅力や作品に関する解説等を丁寧に書いてくださっているので、ぜひご覧ください。
井上先生blog 『井上理恵の演劇時評』


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