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卒業公演
『ゴール』

芸術科演劇専攻49期ミュージカル・コース
卒業公演
『ゴール』


作:演出 篠崎光正

2月17日(水)・18日(木)に俳優座劇場にて、演劇専攻ミュージカルコース49期卒業公演として、ミュージカル『ゴール』が上演されました。


イベントレポート

 2月17日(水)・18日(木)の2日間にわたって、芸術科演劇専攻ミュージカルコース49期生による卒業公演『ゴール』が、元・本学教授である篠崎光正先生の演出のもと、六本木俳優座劇場にて上演されました。
 トルストイの小説『ホルストメール』をミュージカルにした本作は、動物である馬を人間が演じ、その人生の悲哀をもとに、するどく人間の世界そのものを批評的に見つめます。

ある馬の起伏に富んだ人生をミュージカルにして、それを学生たちが卒業公演で演じること。この『ゴール』という作品には、いくつもの考えさせられる要素があります。トルストイの小説を原作とした本作は、生まれたときからすでに誰からも省みられなかった馬、ホルストメールがたどる数奇な運命が擬人化されて描かれます。

血統というものが大きな要素をしめる競走馬の世界。ホルストメールは本来、そのまだらの皮膚の模様によって殺処分されるはずでした。しかし、惜しまれて命をひろい、馬車馬から競走馬となり、けがをして、流転の果てに亡くなるまでの過酷な人生があります。もちろん、その過酷な人生のなかに、幸せなとき、つらいとき、うれしいとき、悲しいとき、さまざまな人生のシーンがあります。それは動物ゆえの厳しさがあると同時に、人間の世界にも通じるものがあります。

大好きだったかつての主人が身を持ち崩すことは、馬からみた人間の世界です。それは、ときに不条理さを浮かび上がらせ、人間の醜さや身勝手さをあるがままに映します。しかし、同時に、そこにはいとしさもあります。

だからこそ、この卒業公演でそれぞれの生徒はこの作品を通して、さまざまなことを学びました。もちろん、稽古にとても懸命に取り組みました。そして、まだまだ足りないところをそれぞれが学んだことでしょう。学ぶということは自分が到達できていないことを知るということでもあります。また、単に楽しい、といったミュージカルのイメージを覆す本作を通して、学生たちは生きるとはなにか、という大きなテーマについても考えたのではないでそしょうか。

本作を上演したが学生全員が、これからプロの俳優としてキャリアを積み上げていく上で、この公演は決して忘れない公演となったのではないでしょうか。必死にがんばり、一歩でも先へと行こうとしたこと。馬のホルストメールと同じように厳しい人生であっても、そこには必ず忘れられない瞬間がある。そんなことを教えてくれる舞台でした。

歌あり、踊りあり、芝居ありで、そして時に辛らつに馬と人間を見つめるこの作品を、桐朋学園の2年間の集大成として、49期ミュージカルコース全員で見せました。六本木の俳優座劇場という中ホールに立った経験は、今後彼らの演劇人生にとって大いにプラスとなるでしょう。
49期ミュージカルのみんな、卒業公演の大成功、本当におめでとう!

キャスト・スタッフ等の詳細はこちらのサイトから!




『ゴール』公演情報はこちらから


本作に関する批評

井上理恵先生blog

 本学教授:井上理恵先生のblog「井上理恵の演劇時評」に、本作品に関する批評が掲載されています。本公演ならではの魅力や作品に関する解説等を丁寧に書いてくださっているので、ぜひご覧ください。

井上先生blog 『井上理恵の演劇時評』


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