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ストレートプレイコース試演会

芸術科演劇専攻2年(48期)
ストレートプレイコース試演会


『老貴婦人の訪問 -悲劇的喜劇-』
作:フリードリヒ・デュレンマット  演出:三浦剛

11月15日(土)・16日(日) 芸術科演劇専攻ストレートプレイコース試演会『老貴婦人の訪問 -悲劇的喜劇-』を上演しました。


芸術科演劇専攻二年生 ストレートプレイコース 試演会『老貴婦人の訪問-悲劇的喜劇-』が終了致しました。ドイツ演劇の立役者であるスイス人劇作家、フリードリヒ・デュレンマットの代表作を、三浦剛先生の情熱的な演出指導のもと、学生たち45名全員で協力し、集団心理の恐ろしさをブラックユーモアに乗せてグロテスクなまでに風刺しました。

 物語は貧困につつまれたある故郷に、世界的大富豪となった老貴婦人クララが訪問するところからはじまります。市長、校長先生、牧師、医者、警官など、街の顔役が集まって市民全員で老貴婦人の訪問を歓迎します。老貴婦人からの寄付金を目当てに、市民たちは老貴婦人の元恋人であった、雑貨屋のイルを担ぎ出し、彼にクララの接待をさせます。故郷の訪問、元恋人との切ない思い出の話に心を開いているかと思われた老貴婦人は夜の歓迎会で突然語りだします。
「この街に1000億寄付するつもりです。誰かがイルを殺してくれたら・・・。」
雑貨屋のイルはその昔、恋人のクララを妊娠させ、認知せず、若者に偽証させ、クララを街から追放した張本人だったのです。そして老貴婦人の復讐がはじまります。
 はじめはイルの殺害を拒否し、クララの提案を破棄した市民たちでしたが、日に日に借金を重ね、身の回りのものを揃えていきます。上等のタバコ、上等な酒、新しい靴、テレビ、洗濯機、車、etc...そこでイルが言います。
「一体、どうやって払うつもりなんだ?」

誰かがイルを殺すであろうことをあてこんだ市民は、ついに返せないほどの莫大な借金を抱え込み、老貴婦人にすがります。しかし、そもそも街の衰退の原因すら、クララの仕業であってことを知り、いよいよ市民はイルを殺害することを決意します。自己犠牲ともとれるイルの「死」の受け入れは、市民たちへの無言の抗議そのものだったのでしょう。民衆はイルを沈黙の中で圧殺し、1000億の小切手を手にします。大喜びする、市民、復興する街、しかし・・・
 街は再び廃墟と化し、人々は貧困にあえぎ、物語はオープニングへとつながり、人間の限りない欲望と、歴史の円環の中に消えていきます。

 ラストのイル殺害から、街の復興、衰退を描いたラストシーンは圧巻で、舞台上の全市民が寸分の狂いもなく長ゼリフを熱唱し、身体と言葉を生かした見事な演劇へと昇華させました。また、素晴らしい舞台美術、照明、音響、衣裳、ムーブメント、演出とスタッフワークも渾然一体となり、躍動感あふれる作品がそこに立ち上がりました。そして、素晴らしい舞台写真。48期一同、スタッフの皆様に感謝しております!

ストレートプレイコース試演会  『老貴婦人の訪問 悲劇的喜劇』




キャスト、スタッフ等の詳細は、こちらのページをご覧ください。


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