進路

卒業生 Vol.6

インタビュー06

差別や偏見をなくし、みんなが理解し合える世の中になるよう、
少しでもその役に立てるような仕事をしていきたい

杉田 沙智代さん SUGITA Sachiyo 61期卒業生

勤務先:日本放送協会 社会部

Profile

1999年9月 桐朋女子中学校入学
2005年3月 桐朋女子高等学校卒業
2010年3月 一橋大学経済学部経済学科卒業
2010年4月 日本放送協会 和歌山放送局配属
2014年7月 日本放送協会 大阪放送局配属
2016年7月 日本放送協会 報道局社会部

全力で向き合うことの大切さ

 6年間、硬式テニス部に所属していました。テニス部は上下関係が厳しく、先輩方から物事に本気で取り組むとはどういうことなのか、ご指導頂きました。ミーティングでは、何度も先輩方に注意されながら、「話をしている人の目を見る」ということを教えて頂きました。礼儀や人として当たり前のことを、このテニス部で学びました。
 また、体育祭のことは今でもよく覚えています。応援交歓では、高校2年生の時に1学年下の緑に負け、そこから全員が、「高校3年の最後の年ではまさか負けられない」と、応援練習にすごく気合いが入りました。私も応援企画のメンバーとして携わり、今までにはなかった300人全員がキレキレに踊る振り付けを入れたり、新たに歌を作ったりして渾身の応援をみんなで作りました。本番では、まるで前年の紫の姿はなく、見事にぴったりとそろい、無事優勝できました。今でも桐朋生で集まると当時の応援交歓を見ることがあり、みんなで思い出しながら感動泣きしています。
 生徒一人一人が個性豊かで、自主性があるところが桐朋女子の魅力、卒業してからも、それぞれの道を歩んで活躍していて、刺激を受けます。そして自由な生徒を受け入れてくれる先生方がいるのも、素敵です。また、目標を立てて、それに向かって全力で頑張ることができました。体育祭、文化祭、テニス部、MF、学校生活のすべてがそうでした。

桐朋女子から次の世界へ

インタビュー06-2

 現在は、日々のニュースを担当し、アナウンサーが読む原稿を書いています。事件事故や災害があった場合にはいち早く現場に行って話を聞いて回り、それを原稿にします。今は環境省の担当として、地球温暖化対策や海洋プラスチックごみ対策などについて取材をしております。こうした対策は、日本一国だけでなく、世界各国が一緒になって実行していく必要があります。しかし、各国の利害も絡み、なかなか簡単には進まないのが実情です。そういう中で、日本がどのような役割を果たしていくべきなのかを問題提起して、対策が進むよう促していくことが記者として大事な役割の一つとなります。環境省の職員はもちろん、業者や研究者、時には海外の交渉官などにも取材をしています。

インタビュー06-3

 平成23年9月に起きた紀伊半島豪雨では、和歌山県内で61人が犠牲となる大きな災害となりました。私は当時、いち早く現場に入りました。道路は陥没、川沿いの堤防には大量の流木が堆積していて、JRの鉄橋は流されていました。流れを変えた川が濁流となって、家の中や道路の上を、激しい勢いで流れていました。近くにいた男性が、その大変な状況の中で、インタビューに応じてくれ、夜中に川の水位が一気に上がって濁流となって住宅地に流れ込んだことなどを話して下さいました。その数日後、再び男性に会った時に、「遠くに住む親戚が、電話がつながらないから心配していたけど、インタビューがテレビで流れたのを見て、無事だと知り安心したと言っていた」と話して下さいました。この時、ニュースを出せて良かったと実感しました。このように取材させて頂いた方が、放送を良かったと言って下さった時、その方の力に少しでもなれた時が、一番やりがいを感じる時です。

インタビュー06-5

 色々な人に直接会って話を聞けて、それを伝えられることに魅力を感じます。そして物事には色々な側面があることを伝えることができるやりがいのある仕事です。もっともっと多くの方と出会い、多くの方から話を聞き、考えを広げていきたいです。差別や偏見をなくし、みんなが理解し合える世の中になるよう、少しでもその役に立てるような仕事をしていきたいです。

最上部へ