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米国夏期研修

研修概要 クレムソン便り

アメリカの生徒と共に学び、異文化理解を深める

海外での学校行事、米国夏季研修では、アメリカ・サウスカロライナ州のクレムソン大学で行われるSummer Scholarsに2週間にわたって参加します。優秀なアメリカの中高生と一緒に大学の寮で共同生活を行いながら、共に「コミュニケーション」「理科」などの科目を大学の教授陣から直接学ぶことができ、生徒にとって生涯忘れることのできない貴重な財産となっています。また、この経験をきっかけに在学中に海外へ留学したり、卒業後の進路として海外の大学を選択する生徒も出てきています。

3つの大きな特徴

1. アメリカ南部の名門大学、クレムソン大学の教授から直接英語で専門科目を学ぶ
単なる英会話や観光を目的とした留学とは違い、英語を使って化学や生物、スピーチなどの専門的な授業を学びます。
2. 全米の優秀な中高生を対象とした夏季講習に特別参加
クレムソン大学のSummer Scholarsは、学校での成績が上位10%以内、かつ、学校から推薦を得るなどの資格をクリアしたアメリカの優秀な中高生を対象にしています。桐朋女子はクレムソン大学が交流提携をしている唯一の海外の中学・高等学校であり、両校の信頼関係のもと、本校の生徒は他では得られないような貴重な経験をさせていただいています。
3. 大学寮ではアメリカ人とルームメイト
2人一部屋を使う大学寮ではアメリカ人の生徒とルームメイトになります。普段の生活を共にすることでコミュニケーションを重ね、生徒たちは言葉を超えた人と人とのつながりを実感します。
CU Summer Scholars >> 詳細(外部リンク)
<実践報告>米国夏季研修報告

事前学習と研修後のまとめ作業

クレムソン大学で夏季研修に参加する前に、事前学習を行います。
例えば、各自でサウスカロライナ州について調べてきたことを英語で発表したり、英語でのコミュニケーション方法を学んだりします。また、アメリカ人のルームメイトと話を始めるきっかけになるように自分の家族や学校、日本などを紹介するような写真などを貼っていくスクラップブックを作ったりします。
研修後には自分のテーマについて調べたことや考えたことをポートフォリオという形の作品にまとめて提出します。このポートフォリオはその後の日本での学校生活においても考察を深めていくことで、将来の進路にも大きな糧となっています。

事前学習

クレムソン大学について

アメリカ南部、サウスカロライナ州にある州立大学です。理科系の学部を中心に5つの学部から成り、全米公立ランキング21位(2016)の名門大学です。

クレムソン大学

クレムソン便り 2016

毎年、研修参加者の保護者の方に対して、研修期間の様子をほぼ毎日「クレムソン便り」というEメール通信をお送りしています。アメリカでの生活の様子をほぼリアルタイムに報告しているもので、研修の様子を理解していただく上でも参考になると思い、今年度のものを掲載します。

アトランタ市内 CNNにて

7月24日(日)

新宿や成田までの見送り、有り難うございました。今年は例年になく順調な旅で、無事に日曜日の午後7時過ぎにクレムソン大学に到着しました。

7月25日(月)

さっそく授業が始まりました。今日紹介するのは「異文化コミュニケーション」。今年も10年以上連続で「ベストプロフェッサー」に選ばれているエディ・スミス先生と、ディベートの全米代表チームのコーチも務めているリンジー・ディクソン先生のお二人が担当してくださっています。先生方のユーモア満点の自己紹介や、それに引き続いての「パブリックスピーキングとは」の講義で始まった初回のクラス。最初は緊張していた生徒たちも、後半はすっかりリラックスしてご覧のような笑顔になりました。 全員元気にしています。どうぞご安心ください。
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7月26日(火)

生徒は「異文化コミュニケーション」(2週間)の他に、「生物学」「土木工学」(各1週間)の授業を受けます。
生物学の授業は最近毎年お世話になっているワインブレナー先生。今日はネズミの解剖を行いました。それぞれが真剣に取り組んでいました。

「生物学」の授業風景

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つぎの写真は午後の異文化コミュニケーションの一コマ。大きな声を出すためのトレーニングです。何回か繰り返すうちに、自然に声が大きくなっていくから不思議です。

「異文化コミュニケーション」の授業風景

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7月27日(水)

今日紹介するのは「土木工学(Civil Engineering)」。担当はダンツ先生で、今年初めて受講する授業です。
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写真で紹介しているのは、紙、ストロー、クリップ、マスキングテープ(それぞれ使える数に制限あり)を用いて、重いものを載せても崩れない強度のある構造物を作るアクティビティです。まず実際に手を動かしての作業を行い、そのあとで物理の理論等の話もお聞きします。
作った構造物の上に、重い本を何冊も載せていき、チームごとに強度を競います。写真を見ていているだけでも、ちょっとドキドキします。
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7月28日(木)

来週の月曜日のロータリークラブでの発表に向けて、スピーチの準備は着実に進んでいます。声も大きくなってきましたし、実演も交えて堂々と発表できるようになってきました。今から本番が楽しみです。パワーポイントのスライドも完成しました。この作業を手伝ってくれたり、その他色々なアドバイスをしてくれているのはクレムソン大学で日本語を専攻しているネイトとトーマスです(3段目の写真、向かって左がトーマス、右がネイト)。
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つぎの二枚の写真、何だと思われます?これは土木工学の授業です。昨日(水曜日)でかけたWind Tunnelでの様子です。「強風体験装置」とでも呼べばよいでしょうか。大学の授業では学生が製作した建物の模型を持ち込んで、その強度を確認したりするのに使うことが多いようですが、今日はみんなで中に入ってみました。すごい強風だったようですよ。
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7月29日(金)

早いもので、今日で第一週の授業も終わり。アメリカ人の参加者の多くは明日クレムソンを離れます。異文化コミュニケーションの時間には全員で記念写真を撮りました。これまで熱心に指導してくださったディクソン先生も、中国で開催される大学生対象のディベートセミナーで、特別講師をお務めになるため、今日でお別れです。
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次回の「クレムソン便り」はこちらの月曜日にお届けします。保護者の皆様も素敵な週末をお過ごしください。

8月1日(月)

保護者の皆様、週末は如何お過ごしでしたか。 生徒たちは土曜日の夜、野球のマイナーリーグのチームGreenville Driveの試合を見に行きました。スミス先生のはからいで、イニングの間のアトラクションにも参加させてもらい、大喜びの様子をご覧ください。3枚目の写真、よく見ていただくと、球場のスクリーンに映っているのがおわかりかと思います。
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そして今日、月曜日はロータリークラブでのプレゼンテーション。先週一週間にわたって練習を重ねてきた成果を遺憾なく発揮することができました。写真は最後に撮った記念写真。長年お世話になっているクレムソン大学の岸本先生ご夫妻にも加わっていただきました。
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つぎの写真は、生徒からスミス先生へのお礼のTシャツ。先生とても喜んでくださいました。
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8月2日(火)

今日の異文化コミュニケーションの時間には、生徒お待ちかねのウォルマート見学(買い物?)に出かけました。食料品や衣類から、文房具、自転車、コンピュータ、さらにはライフル(!)まで売っている広い店内を精力的に歩き回っていました。写真は午前、午後それぞれの買い物を終えた時点での集合写真です。三枚目はお世話になっているカウンセラーとクレムソンの日本語専攻の学生さんです。向かって右側のカープのTシャツを来ているミッシェルさんは、お母さまが日本の方で、昨年度も授業に来て話をしてくれました。来年あたり、日本にいらっしゃるかもしれません。
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つぎの写真はウォルマートからの帰りに立ち寄ったクレムソン大学創設者のクレムソンさんのお墓を見学に行った時の様子です(午後クラスは残念ながら雨で行けませんでした)。このお墓は南北戦争ゆかりの人のお墓も多くあり、スミス先生が丁寧に説明をしてくださいました。南部の人の視点から南北戦争を眺めると、北部からの視点(日本に入ってくるのは、こちらばかりかもしれません)とは違った景色が見えてきます。
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8月3日(水)

今日の異文化コミュニケーションの時間には、クレムソン大学が世界に誇るSocial Media Listening Centerに見学に行きました。これは世界中で今この瞬間ソーシャルメディア(FacebookやTwitterなど)でどのようなことが話題になっているかを検索してリアルタイムでデータとして表示することができます。この種のセンターは全米では6カ所にあるそうですが、クレムソン大学のものが一番古いとのことです。現在進行中の大統領選挙についても様々な調査をしていて、投票日には地元テレビ局が、このセンターから生中継で放送をするとか。「すごいなあ」と感心すると同時に、全部お見通しで、ちょっと怖い気もします。
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この研修では引率の教員もアメリカ人参加者を対象に日本の文化を紹介するプレゼンテーションをします。最後の二枚の写真はその時のものです。内容は「日本の夏について」と「沖縄について」。実物の風鈴を見せたり、三線の演奏があったりと、工夫をこらした発表は、大好評でした。
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8月4日(木)

クレムソンでの研修も残り少なくなってきました。「日本に帰りたくない!」という声も聞こえてきます。 生徒は毎回の食事を大学のカフェテリアでとります。つぎの2枚はカフェテリアでの昼食時の様子です。CLEMSONと書かれたトレーナー等を着ている生徒も目立ってきました。
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今週の異文化コミュニケーションは毎回教室外での活動があります。今日はキャンパス内にある大学創設者のクレムソンさんが住んでいた家(建築された当時の姿がそのまま残っています)を見学にいきました。
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もちろん教室内での活動もしっかりやっています。生徒たちは水曜日と木曜日の2日間で「アメリカに来て一番印象的だったこと」というタイトルでスピーチを作成しています。ロータリークラブでの発表に向けて先週一週間(いや日本にいる頃から)準備を重ねてきた経験が活きていて、ごく短時間の間にスピーチをまとめています。ずいぶん成長したな、と思って見ています。 理科の授業は、先週とは違った講座を受講しています。先週すでに同じ授業を受けている人から情報をもらえることもあって、随分スムーズに授業も展開しているようです。

8月5日(金)

今日でクレムソンでの研修も最終日。生徒たちは本当に2週間頑張りました。 異文化コミュニケーションの時間には、2日間で仕上げたスピーチを発表しました。コンピュータを使っての資料探し、論点の整理、原稿の作成、発表練習までを短時間にこなしたわけですから立派なものです。スピーチ発表のあとにはスミス先生からトピックを示されて、その場でみんなの前で話す「即興スピーチ」(もちろん英語です)。こんなことまでできるようになりました。
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授業の最後には、2週間にわたって生徒をサポートしてくれた日本語専攻のネイトが「文楽」について日本語でスピーチをしてくれました。彼の日本語もこの2週間で随分上達しました。我々がこちらに来ることで、桐朋生だけでなく、クレムソンの人たちにも何か得ることがあるとすれば、それはとても嬉しいことです。
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理科の授業の様子もお伝えします。今日の土木工学では「水の濾過装置」を作る実験をしていました。身近な材料を利用して、物理学の基礎を学ぶことができる、貴重な機会でした。
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つぎの2枚は、生徒が毎日どんなところを歩いて移動していたかを見ていただこうと思って載せました。午前の授業を終え、カフェテリアに向かうところです。キャンパスの広大さが少しはわかって頂けるでしょうか。
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2週間にわたってお届けした「クレムソン便り」も今日で最終回。お読みくださり有り難うございました。
EREHWON

2016年度 受講授業

Intercultural Communication Skills

スピーチの方法について学びます。日本文化に関するプレゼンテーションの原稿をアメリカ人の生徒と作り上げていきます。この授業を通して、桐朋生は英語での分かりやすいスピーチの構成方法を学びます。

Biology

動物解剖学や生理学などについて学びます。バクテリアの培養実験や本格的なネズミの解剖などを行いました。

Civil Engineering

様々な実践的なプロジェクトを通じて、施工管理、構造デザイン、風工学、輸送等について学びます。