受験生・保護者の方へ

教科解説

教科ごとに特色ある教育

桐朋女子が練り上げてきた教科ごとの特色ある教育は、社会で活躍する人を育てています。

国語

国 語

自主作成テキストを使い国語学習の土台を確かなものにします

国語学習

中学では漢字の試験を、高校では古典文法や古文単語の確認試験を定期的に実施。計画的に学習する習慣の定着と、国語の基礎力を身につけることを目指します。また、古典学習は「慣れ親しむことから始まる」という考えのもと、“桐朋女子独自のテキスト”〔「古文入門」「漢文入門」「国語の文法」〕を使って、中学1年から古典を学んでいきます。名作古典の冒頭や百人一首などを暗唱し、作品の読解・鑑賞にじっくり取り組みます。

仲間と切磋琢磨しながら「考える力」や「表現力」を育てます

スピーチ

各学年で作文やレポートなどを課し、日々の授業ではスピーチにも力を入れています。作文やレポートに継続的に取り組むことで書く力が高められ、「考える力」の土台を作りあげることにもつながるのです。
高校2年では、夏目漱石『こころ』、中島敦『山月記』、高校3年生では、森鷗外『舞姫』の課題レポートなどを課します。毎年質の高いものが提出されます。高校2年の国語表現では、様々な言語表現に挑戦し、他者の評価を受けながら表現力を磨いていきます。

本物にふれることで文学や古典の世界を味わいます

中学3年や高校2年の研修旅行の際には、その地域にゆかりの古典や文学の世界を味わい、他にも学年行事として、歌舞伎や狂言などの古典芸能鑑賞を体験する場も設けられます。

高校1年の国語総合と高校2年の現代文の学習では、年間10冊程度の課題図書を設けています。文学史上重要な多くの作家や作品と出会う機会が豊富にあります。

社会

社 会

“見学”から始まるレポート作り

武蔵野巡検

社会科では中学1年から中学3年まで、各学年の授業内容に応じて社会科見学を実施しています。中学3年では、6つの見学コース【裁判傍聴(ぼうちょう)やユニセフ見学など】の中から自分自身が興味関心のあるコースを選択して見学します。見学の後には、社会科見学をもとにしたレポートを作成することになっています。生徒自身が問題意識を持ってテーマを決めて、見学の際に見たことや、本などで調べたことをもとにして、自分の考えをまとめていきます。

生徒が“授業”の担当者

高校1年の授業では、発表学習を行っています。人口問題や環境問題・青年期の課題などの現代社会に関わる具体的なテーマを一つ選んで、生徒一人一人が15分程度の“授業”を行います。“授業”を行う生徒は、あらかじめテーマについてよく調べた上で、内容をプリントにまとめます。さらに、担当の先生と細かい打合せをして、“授業”の本番にのぞみます。“授業”の後には先生が解説をしてクラス全体の理解を高めます。発表学習を通じて基礎的な知識を身につけ、その知識を活用する力をのばしていきます。

オンリーワンの“時間割”

地理実習

Cブロック《高校2年・3年》では、世界史や日本史・政治経済等の科目の中から生徒一人一人が自分で選んで時間割を作ります。自分に興味のある科目を中心に選ぶ人もいれば、自分の進路に必要な科目を中心に時間割を組んでいく人もいます。大学入試に向けて過去の入試問題などを解く“演習”の授業では、大学受験に対応できる力をつけることができます。また、一つのテーマについて生徒自身が報告をしたり議論したりするゼミナール形式の“総合社会特講”や、学校外での測量なども経験できる“地理実習”といったユニークな授業もあります。

数

数 学

基礎練習から始まり数学的リテラシーを鍛え、学力の充実を目指します。また、生徒一人ひとりに合わせたきめ細やかな指導を行っています。

Aブロック(中学1、2年)

テスト直し

基礎学力の定着に重点を置いた少人数制の授業を展開しています。継続的に行う「計算テスト」では、数学の基礎となる計算力を養っています。テスト直しノートを活用した細かなやりとりを通して、生徒の理解度を確認するとともに、学習の定着を図ります。また、中学2年では、更なる学力向上を目指すためにコース別授業が展開されています。

Bブロック(中学3年、高校1年)

共通テスト

中学2年生での経験を生かしながら、自分に適したコースを選び、学習をしています。生徒一人ひとりの自覚と責任の下、コース別授業が展開されています。どのコースも基礎学力の完成はもちろん、更に力を伸ばすための自主的な取り組みで、発展的な問題にも挑戦し応用力を養います。また、各学年の学習内容に加え、上級学年の内容を一部前倒して学習しています。

Cブロック(高校2、3年)

これまでの学習に比べ、より発展的な内容を扱うため、必修科目の「数学Ⅱ」以外は自由選択制となります。その中の1つである「数学演習」では、個々の進路や目標に合ったコースを選択し、大学受験問題に対応するための総合力を養います。また、高校2、3年で選択が可能な「数学特講」では、コンピュータのプログラミングを学習することができます。

理科

理 科

自然から学ぶ、体験して学ぶ(本物に触れる)

自然現象を理解するために、本物に触れることが重要であると考えており、実験・観察実習を多く取り入れ、科学的に探究しながら授業を進めていきます。体験を通して、生徒自らが思考・考察し、発見や理解を重ねていくことを大切にしています。一方で、科学的知識も必要であり、あわせ持つことで広い視野を持って物事を見渡すことができ、論理的思考力を育むことにもつながっていきます。

基礎基本を大切に

中学1年では、身の周りの生物や物質について学ぶ「理科A」、地球と宇宙、音と光など、身近で起こる現象などに注目した「理科B」を学習します。2年からは物理・化学・生物・地学と4分野にわかれ、それぞれ専門の教員による授業へと進んでいきます。中学校では、疑問を解決していくための基礎知識の習得だけでなく、実験・観察実習をしっかりと行っていくために、器具の扱いや正しい操作を身につけることにも力を入れています。

体系的な自然科学の世界へ”

 高校では、1年で「物理」「化学」の基礎を学び、2年で「生物」または「地学」を選択し、体系的に自然科学を学びます。中学で習得した基本をもとに、より高度な実験・観察実習を行い、3年での選択授業へとつなげていきます。夏に4泊5日で実施される「生物野外実習」、天体観測ドームを利用する「星を見る会」、春・夏あわせて5日間行われる「化学実験実習」などもあり、より深く科学の世界へ入っていくこともできます。

保健体育

保健体育

「こころの健康 からだの健康」。生涯体育へつなげる教育を目指す

中学では、1年間を3期に分けて様々な種目を通し、多くの技能・ルールを学びます。個人種目では、個別に課題や到達目標を設定し、種目終了時までにどれだけ上達できたかを評価しています。団体種目では、グループ学習を行う中で互いが協力し合い、作戦立てや技能向上に努めます。特にバレーボールは、ボールの扱いが難しいため、中学2・3年で行うことで個人技能習得から連続性のあるプレーを身につけることを目指しています。

少ない時間を有効活用したカリキュラム

スキー補習

桐朋女子の体育で最も特徴的な授業形態は、高校の体育です。3学年共通で11種目(バレーボール・バドミントン・バスケットボール・テニス・ダンス・アーチェリー・ハンドボール・サッカー・卓球・水泳・陸上)あり、高校1・2年で4種目を選択し、半期毎に種目を入れ替えます。3年では、得意な種目を通年で1種目選択し、ハイレベルな授業が展開されます。

キャンプ

高校2年ではキャンプ実習とスキー実習を開設。大自然と親しみながら様々な課題にチャレンジします。3年では、既存の種目に加えゴルフやアイススケート等も取り入れています。

いのち、それをとりまくもの 6年間の保健学習

中学3年間で身体の仕組みを学び、コミュニケーション能力を高めることを目指します。高校では、1年で男女の身体や性感染症に関する理解を深め、自己決定力を高めることを目的としています。2年では、現代社会における健康問題に着目し、後期では発表学習形態の授業をしています。3年では、脳と心について学び、さらに卒業後も心身の健康に関して問題意識を持つきっかけとなるようなテーマを学びます。

芸術科

芸術科

豊かで自分らしい表現を育てる(Aブロック 中学1年・中学2年)

Aブロックでは芸術(音楽・美術・書道)の基礎を学びながら、様々な表現方法に触れていきます。
音楽、美術、書道はクラス単位の授業です。

音楽 中学1年・2年(週2時間)

「歌唱」「キーボードを中心とした器楽合奏」「楽譜の基礎」「鑑賞」などを行います。

美術 中学1年・2年(週2時間)

「対象を観察して描く写生」「イメージをデザイン的に表現する作品」「木や粘土を材料とした立体作品」などを制作します。

美術中1・中2

書道 中学1年(週1時間)

「毛筆」と「硬筆」で文字を正しく整えて書くための基本を学んでいきます。書体は普段書いている「楷書」に加えて、新しく「行書」も習います。

興味関心を深める(Bブロック 中学3年・高校1年)

Bブロックでは興味関心を持った芸術の分野を選択します。選択することで、より技能を高め、表現感情を豊かにします。

芸術 中学3年生(週3時間)

中学3年は音楽・美術・書道を併せて「芸術」とし、「主専攻・副専攻」という選択をします。

主専攻 週2時間は、音楽・美術・書道から1つ選択。
副専攻 週1時間、音楽・美術・書道を循環形式で学習。1年を3期に分け、3期目は「主専攻で選択した科目を週3時間」学びます。

芸術中3

芸術 高校1年生(週2時間)

音楽・美術・書道から1科目を選ぶ「必修選択」です。

芸術高1_01

個性の開花―専門性を高める(Cブロック 高校2年・高校3年)

Cブロックでの芸術の授業は「自由選択」となります。
これまでに培ってきた表現・感性をさらに高め、より深く学んでいきます。高い専門性と進路にも対応できるカリキュラムを選択できます。
音楽はクラシック以外の様々なジャンルに触れます。美術・書道は高校3年生で「卒業制作展」を行い、6年間の集大成である完成度の高い作品を展示します。

書道
外国語

外国語

Aブロック

英語テキスト

中学1年生では、アルファベットとフォニックスと呼ばれる音と文字のつながりのルールを学ぶところから始めます。その後、教科書で基礎的な英語の表現を学び、自己紹介などのスピーチを通して、実際に英語を使う練習をします。中学2年生からは、丁寧に学習する標準コースと応用的な学習を含む発展コースに分かれて学びます。自分の考えや将来の夢などについてのスピーチも行います。中学のはじめの2年間は、英単語の学習や音読を習慣化させ、英語学習の土台をつくる大切な期間です。

Bブロック

Bブロックの目標は、教科書以外の文章にも触れるとともに、Aブロックから始めたスピーチ活動をさらに発展させて、表現力をつけていくことです。まず、より高度な英語の発信力を身につけるために、週1回言語技術(言語を操るための技術)の授業を行います。そこでは、欧米の学校で広く取り入れられているように、「情報伝達の技術」「論証・プレゼンテーションの技術」「討論・議論の技術」「情報の分析・解釈の技術」を身につける訓練を生徒のディスカッションを中心に、日本語と英語で実施します。また、スピーチ活動では魅力ある、そして説得力あるスピーチを行えるよう段階的に指導します。英語で聞く力および伝える力を鍛えるこの2年間は基本的な英語力に加え、豊かな表現力を兼ね備えたスピーカーとしての一歩を踏み出す期間です。

Cブロック

英語教師

Cブロックでは、自由に選べる授業が増え、さらなる英語力をつけることを目指します。例えば高校2年生の「英語表現」では、色々な話題について内容の深い作文を書き、スピーチも行います。「英語会話」では自分たちで会話文を作り、それを発表しながら、実際に海外で使える表現などを身につけます。高校3年生では、英語だけで行われる授業や、大学受験の準備ができる授業もあります。英語を自由に使いこなせるよう、総合的に英語力を伸ばす期間です。

家庭科

家庭科

みて学ぶ

繊維から糸プリント

繊維・糸・布:繊維をより合わせたり、糸をほぐしたり、羊毛からフェルトを作るなど、実際にそれぞれを作ってみて性質を理解します。
炊飯実験:透明な鍋を使用し、吸水による米の変化や水が沸騰する様子など、普段は見えない炊飯の様子を観察します。
洗剤実験:洗剤や水の中で油やすすの汚れが落ちる様子を観察します。

つくって学ぶ

こぎん刺し

調理実習:中1~高1は年に3,4回行う他、高2の選択科目「食物」で行います。

被服実習:中1ではお弁当袋、中2ではバイヤスを利用したエプロン、中3ではこぎん刺しを製作します。高2の選択科目「被服」ではゆかたなども製作します。
木材加工実習:木材を切る、きりで穴をあける、釘を打つ、といった作業を学びます。
栽培:野菜の栽培を行い、試食します。

くらべて学ぶ

包丁日記:長期休暇に食材を切る課題です。食材ごとに違う、切ったときの感触に目を向けたり、練習前と練習後の包丁の扱いの変化を確かめます。
栄養比較:実習で行った和食と洋食の栄養比較を行います。食材の特徴、身体への影響を考えます。
ディベート:現代の家庭をめぐる問題をテーマについてディベートを行います。まず、一人一人がレポートをまとめ上げ、その後、グループに分かれて準備し、討論します。一つの視点からだけではなく、出来るだけ多くの視点から物事をとらえることで、たくさんの考え方を意識できるようになります。

情報科

情報科

身近な題材をもとに、身の回りの情報を活用し、確実に発信する能力を育む

情報写真

中学校の教育課程には「情報」という教科はありませんが、家庭科の一分野として、情報ネットワークについて学習します。高校1年においては全員が「社会と情報」の学習により、情報化時代をしっかりと生きる姿勢を身につけていきます。例えば、日常会話の中などに現れる些細な“情報”から、社会を変えてしまうような大きな“情報”まで、様々な“情報”の果たす役割を学習します。

また、「情報の見方」「情報の活用の仕方」「情報に接する場合に注意しなければならないこと」なども学びつつ、情報を「手に入れる」「分析する」「発信する」ための様々な手段を選び、確実な発信が出来るようになることを目標としています。

総合的学習

総合的学習

Aブロック 新たな仲間との和

清掃活動

入学後2年間を過ごすAブロックでは、自分を見つめながら、新たに知り合う仲間たちと触れ合い、チームを作ることが大きな課題です。従って、総合の時間の企画も「私づくり・仲間づくり」を目指す内容のものとなります。もちろん、合宿や行事などの共同作業も大きな意味を占めています。
コミュニケーション力を育てるために、各学年、カウンセラー等の協力も得て、より良い人間関係作りを意識し且つ実践していけるようなプログラムを工夫しています。集団生活への適応は社会に踏み出す第一歩でもあるからです。

Bブロック より豊かな人間関係と先を見る視野

Bブロックの総合の時間では、一層豊かな人間関係を築きつつ、自分の視野を広げるようなプログラムを構成しています。
中学3年の東北研修旅行では、現地の文化や歴史に興味・関心を抱かせると共に、直に接する人々とのかかわりを大切にして、生の体験を通じて視野を広げる一助とします。高校1年の八ヶ岳合宿も同様な意味合いを持ちます。いずれも、より豊かな集団生活の訓練の場でもあります。
また、各学年とも自分を見つめ、将来の自分のイメージを思い描く基礎作りも目指しています。卒業生や保護者の協力を得て大学や実社会を実感してもらう講演会を持ったり、職業図鑑などを作ったり、多角的に知見を広げる試みを工夫しています。

Cブロック 成熟した人間関係を構築する 進路を見据える

学習も行事も、自主性と協調性をもってこなしていけるよう、総合の時間を構成します。 高2では関西旅行が重みを持っています。日本の歴史と文化の原点を実感し、日本人としてのアイデンティティーを確立させることをねらいます。お仕着せの旅程に乗るだけではなく、グループで自主的に旅程を考えて行動する時間を多く設けています。
目前に迫っている進路選択を一層現実的なものにするため、いくつかの大学の先生方に本校で模擬授業を行って頂いたり、様々な「生の姿」を体験してもらいます。
高3では桐朋生活最後の体育祭・文化祭に熱くなる一方で、自分の志望(生きる方向)を最終的に定めて、慎重に受験に臨むよう、必要なタイミングをとらえて説明・指導の場を設置します。

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